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『恋愛生活 ダブルブッキング』(真野朋子/幻冬舎/幻冬舎文庫)

「男が途切れたことのない女」と友達に言われてきた雪乃(29)。結婚十か月で夫に先立たれた今も、二人の男性となんとなく関係している。ところが、その二人が玄関先で鉢合わせた上、ずっと甘えてきた「安全な友達」からは突き離されてしまう。楽しく恋していたいだけなのに、どこか寂しい、そんな女性のエロティックで少しせつない物語。

 未亡人になってから、雪乃は平岡峻と関係を持っていた。そしてまた、書店で昔の彼氏だった友也と出会う。そしてそのまま寝てしまう。で、友也が家に来ている時に峻が来てしまい(元々約束していた)、ダブルブッキング。峻はそのまま帰り、友也も機嫌が悪くなってしまう。そしてセックスせずに帰ってしまう。そして慰めてもらおうと政之に泣きつくと、政之からも「もうユキの保護者は嫌だ」と突き放されてしまう。政之も将来を考えられる女性と出会ったようだ。これで雪乃は孤独になってしまった。
 それから一か月後、皆で集まった。女性陣で料理を準備した。場所は雪乃の部屋だ。政之が婚約したので、皆でお祝いをしようと集まったのだった。政之との関係も今までとは変わってしまうのだろうと、少しさみしく思う雪乃だった。

 雪乃の尻が軽いことだけわかった。そして結構いい加減な人間だな。
# by apple_and_c | 2014-08-28 09:41 | 小説 処分

『恋愛生活 忘れられない人』(真野朋子/幻冬舎/幻冬舎文庫)

虹の母の香奈美(32)は、家庭に不満はないが、専業主婦ゆえの孤独を感じていた。働きに出たいけれど、仕事は見つからない、そんな時、五歳下の男と不倫をしてしまうが、体だけの関係を続ける気になれなかった。そして十年前に別れた、忘れられない男(ひと)に会いたくなってしまう・・・・・・。現代を生きる主婦の切実な思いが胸を打つ、描き下ろし小説。

 香奈美は、学生時代からファンだったBJというバンドの来日ライブに、知香から誘われる。夫に文句を言われながら子供を預け、会場に向かう。そこには香奈美と知香、香奈美の後輩である陽一という男がいた。ライブ後には知香の音頭で居酒屋へ向かった。そこには、同じ会場の違う席にいたミチがおり、香奈美は話しながら反感を持ってしまった。ファンであれば本場アメリカで見るべきだとか、主婦は優雅だとか、失礼な印象を受けたからだ。
 ライブ後、香奈美は日常生活をひどく空しく感じるようになっていた。家事は飽き飽きだし、誰も褒めてくれない。達成感もない。そんな中、仲間で集まった際に懐かしい名前が出た。みはるが口に出した吉川透という名だった。香奈美は透と少しの期間だが付き合っていたのだった。香奈美が21歳で、透が二十歳そこそこだった。だが透の母は入院し、手術することになり、透が夏休みの一か月半帰省していたことがあった。その期間に香奈美は現夫である俊幸と付き合い始めていた。透にはひどいことをしたが、香奈美には若いころの思い出だった。
 BJのライブ以降、香奈美は陽一と時々メールをする間になっていた。BJのライブグッズを仕事で使った分が余っているから、必要ならもらってほしいと言われ、香奈美は喜んで会いに行った。その後もメールは続き、透のことを思い出していた香奈美は、「もうあんなに誰かに愛されることもない」と思い、陽一に「会いたい」とメールしてしまう。すると陽一から「明日なら会える」と言われ、会うことに。香奈美はただドライブや食事と思っていたのだが、陽一は当たり前のようにホテルへ向かう。そして香奈美もそれを了承してしまった。その後ももう一回だけ陽一と関係を持つが、要求がエスカレートしたことで香奈美の心は引いてしまう。
 それから少し後、知香から陽一が実は手が早いこと、ミチにも手を出していたこと、しかし実は妻子がいることが発覚したことを聞いて驚く。それからはもう、陽一とは関係を絶った。
 透に会いたいが、どうすべきか。香奈美は遼子から、透が遼子の店に来たと聞く。遼子は会ってみたらと透の名刺をくれたが・・・・・・。どうにも会う決心がつかない。それで名刺に書かれていた住所をフラフラしてみたりしたら、書店で偶然透に会ってしまった。二人は立ち話をする。香奈美にフラれてから、透の親の事業が破産し、お金に苦労したこと。でも拾う神もあり、ある奥さんに援助してもらったこと、そして彼女と一緒に暮らすためにもうすぐ引っ越すこと。香奈美はこれで気持ちに区切りがついた。
# by apple_and_c | 2014-08-28 09:21 | 小説 処分

『恋愛生活 五年目のクリスマス』(真野朋子/幻冬舎/幻冬舎文庫)

OLみはる(29)は十歳年上の元上司と不倫を続けて五年になる。不満があるが、心も体も安定しきったこの関係を止める気になれない。けれども雑誌の企画で不倫体験者の座談会に出席し、心が揺れ始めた。もうする五年目のクリスマスを迎えるが・・・・・・。不倫の恋のリアルな本音から、現代女性の愛と結婚の理想を切実に描く、描き下ろし小説。

 雪乃の夫のお通夜の日から話は始まる。お通夜の後、みはるが家に帰ると不倫中の彼である晃司が来ていた。知り合いのイタリアンのお店のオープニングパーティーに誘うと、しぶしぶOKが出る。滅多に人のいる所に一緒に行けないのでみはるは嬉しかった。
 しかし当日現れた晃司のコーディネイトは褒められたものではなかった。みはるは気合を入れてきたというのに。パーティーは驚くほど混んでおり、偶然知香と会う。晃司は誰か知り合いに会いはしないかと、そそくさと帰ってしまった。晃司が帰った後一人で料理を食べていると、とある男性に声をかけられた。それはシネマディクトで一緒だった吉川透(30)だった。大学生の時はひょろひょろだったが、普通になっていた。その後二人だけで飲みに行くことになる。その席で、透が昔香奈美と付き合っていたことを、みはるは初めて知った。透から名刺をもらった。みはるは晃司と付き合い出してから、他の男性と長時間話すこともなくなっていたので、気分が高揚した。同僚の真紀に言うとそれは不倫中によくあることで、独身の男は誰でも良く見えるからだと断言される。
 晃司との一泊旅行。晃司はみはるとのセックスのことしか考えていない様子。みはるがそれが何だか嫌になってしまう。言い合いになってしまい、その中でみはるが三年前に中絶したことも話題に上り、言い合いは激しくなる。が、その後の激しいセックスがたまらない。これが不倫の醍醐味ではないか、だからやめられないのだとみはるは思う。
 知香から誘われて、不倫についての座談会に参加する。知香は参加しないが、そこには遼子がいた。遼子には不倫がばれてしまった。座談会の中で、やはり不倫が実るのは可能性が少ないと自覚する。そして、相手が離婚してくれたとしても、果たしてそのまま結婚できるとは限らないことも分かった。不倫関係ではなく、普通の男女の関係になると、相手の魅力がなくなってしまうのだそう。それも分かる気がした。
 皆で集まった際に透の話題が出て、名刺をもらってから連絡をしていなかったので、電話してみた。翌日に二人でランチすることになり、そのおかげでみはるの気は晴れた。だがしかし、近づきつつあるクリスマス。毎年晃司と一緒に過ごしていたのに、今年は無理だと言う。自分の父は癌で、妻の母は心臓が悪いので、離婚など切り出せないと言う。そしてクリスマス前~年始まで仕事や旅行で会えないと言うのだ。と言うことは、離婚なんてこの先ずっとないのだ。
 そして晃司とデートの約束をしたクリスマス前のとある日。みはるは晃司の仕事場の近くに来た。仕事場と言っても晃司は不動産屋を自営しているので、妻もそこで働いている。今日は晃司がいない。だからみはるはここにきた。部屋を探しているふりをして店に入ると、対応してくれた人が晃司の妻だった。親しい友達がいるので引っ越すための部屋を探していると言うと、晃司の妻は「友達は異性である」と察したらしい。そして物件をみに行った先で、みはるは「友達に電話で聞いてみる」と言い、電話ボックスに向かった。電話した先は晃司の携帯電話。そして晃司の妻に電話に出てもらって・・・・・・そこでみはるは逃げた。これで晃司との関係は終わり。クリスマスは一人で過ごす。

 この、電話で話させといて逃げるっていうシーンだけ覚えてた。不倫って読んでて腹立つこともあるけど、面白い。自分が絶対に体験できないことやからかな。
# by apple_and_c | 2014-08-27 19:01 | 小説 処分

『恋愛生活 恋に不器用な女』(真野朋子/幻冬舎/幻冬舎文庫)

映画宣伝会社に勤める知香(32)は、妊娠したかもしれない。が、父親の可能性のある男が二人いる。七年ぶりに寝た昔の恋人と、最近挙動不審な年下の恋人。結婚は?仕事は? 父親は? 知香は悩むが・・・・・・。寂しくはない、でも満たされてもいない、そんな現代を生きる男女の恋と友情、理想と現実が胸に響く、隔月刊描き下ろしシリーズ第一話。

 自分の名前と似てる人が主人公だから買ってみた。登場人物が多すぎて、なかなか入り込めなかった。
野宮知香(32)・・・・・・映画宣伝会社のキャリアウーマン・独身。
倉田政之(37)・・・・・・まとめ役
西尾修二(29)・・・・・・実家は医者。
遼子(37)・・・・・・・・・・修二の妻。アジア雑貨店店主。皆が大学生の時の行きつけのバーのママだった。
寺田香奈美(32)・・・・二児の母。
進藤みはる(29)・・・・OL。
雪乃(28)・・・・・・・・・・結婚十か月で未亡人に。元々恋愛関係が激しい。男を勘違いさせやすい。
平岡峻(32)・・・・・・・・・・・・CM製作会社代表。

 こんな所かな。それぞれの元彼や元カノも出てくるけど、そんなとこ。
 季節は書いてないけど、家着が半袖やから、それなりに温かい時期のことかな。
 冒頭は、雪乃の夫の通夜の帰り。上の平岡峻以外が登場する。その帰りに知香は彼氏であるバンドマンの悠介のマンションに泊まるが、いくつか違和感を感じる。模様替えしてたり、スリッパがいいものに変わっていたり、普段は置いてないようなクッキーが置いてあり、セックスはいやに情熱的だった。それをかいつまんでみはるに言うと、「どんなバンドにもファンはいる」と断言される。少し不安になるが、仕事も不安定だし収入も不安定な悠介にまさか、と考えてしまう。少し悠介のことを見下している感じがある。ある夜、知香の自宅に平岡峻から電話がかかってくる。たまたま早く帰ってきた知香は、峻からの誘いを受け、ホテルで夕食を共にする。その後、ホテルで一晩を過ごす。しかしその晩悠介が何度も電話していたが、知香は携帯電話の電源を切っていて気付かなかった。しかもその翌日は悠介のライブで、見に行く約束をしていたのだった。
 それから一か月ほど経って雪乃のマンションに集まった時、他の人が帰って知香と雪乃の二人だけが残った。その際に雪のから、平岡とまあお骨のあるマンションでセックスしてしまったと告白を受ける。平岡の事も雪乃の事も腹が立ったが、人のことは言えないなと思う。そしてそれからしばらくして、生理が遅れていることに気付く。平岡の子か、悠介の子か・・・・・・。検査薬を使ってみると陰性だった。が、まだ不安は残る。平岡はもし妊娠していたら相談に乗るという。悠介は・・・・・・なんと浮気相手が妊娠5か月だと言う。それは悠介のバンドのファンだった。悠介が帰った後、イライラに任せてケーキを食べていると、生理が始まった感触があった。平岡には妊娠していなかったことを伝えたが、悠介からは連絡もない。今度は知香の部屋に集まって、女だけで宴会をした。

 登場人物を整理できないと理解がめんどくさい。その後もシリーズは続くけど、同じ登場人物がぐるぐるするから。それと、季節とか、月日を書いてあったら、「あの時こう考えてたんだ」とかが分かって楽しいのにな、と思った。実は時間はかぶってないのかな。もうちょっと工夫されたら楽しいのにな。でも十分楽しかった。32歳のキャリアウーマンが彼氏を下に見てしまうとか、ちょっとうがった考え方をするところとか。
# by apple_and_c | 2014-08-27 18:46 | 小説 処分

『クラブM スノーホワイト』(さいきなおこ/集英社/コバルト文庫)

弟・千里の手術費を稼ぐため、惣領双葉は校則違反を承知で”クラブM”に勤め始める。だが、そこで見たものは密かに憧れを抱く先輩・麻生雪弥の妖艶なホスト姿だった。普段”白雪姫”と称される、清純な印象を持つ先輩とは対照的な”雪”。双葉は始め、この二人が同一人物だと信じられなかった。しかし、雪弥の言動と秘密の代償に何を求めるのか?という問い双葉は・・・・・!!

 やっとこのシリーズも終わり。さいきさんの本もほとんど終わり。あともうちょっとだけ。
 親の会社も危ないから、弟の手術費用を稼ぐためにホストのバイトをする、と。で、そこに憧れの先輩がいて。すごく清純で儚げに見えるのに、ホストとしてはぐいぐい成績を上げてる。体を売ることにも抵抗は感じていない様子。で、部活の弓道で会った時に「ホストのことを知って、秘密にしてもらうには何をすればいい?」とか言って迫ってくる。状況は一緒やのに、何故そうなる。で、雪弥も実は双葉の弟と同じ病気で、その手術費を自分で稼ぐためにバイトしてたと分かる。うーん。無理ないか? 未成年ならまず親権者に話しが行くやろうし、そんな手術の話とかを子供に理解できるんかな? よく分からん。しかもバイトしてることを同級生にばれて、夜に抜け出してることを秘密にする代わりに体を自由にさせてるとか。そういうことの解決はさておいて、両想いになって終わりなんて・・・・分からん。それでいいの?
# by apple_and_c | 2014-08-27 17:26 | 小説 処分
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本が増えすぎたので、読み返して厳選します。


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